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2020-07-13 乗用車よりバスが優れている点を語る(その1)
一般的に・・乗用車であれば自分の前を走る車のバックミラーを見るとその車の運転手の顔が見えます。サングラスをしている顔や助手席の方と会話する様子が見えたり、時には目と目が合ったり・・・、ところが近頃は運転手の顔の代わりに私自身が見える時があります。他人の車のミラーに自分が写っていると「監視(録画)されている」という不思議な気分になり、けれどもカメラ目線を意識するのでしょうか、必要以上に車間距離を置いてみたり、片手を上げて自分が写る様子を確認したりと少し遊んでしまうものです。
これ、ご存じのも方も多いと思いますが「デジタルミラー」と言われるものです。鏡面を利用せず車両後方に取り付けたバックカメラの映像を映し出すため、後部座席の乗員や大きな荷物による後方視界の妨げが無くなり、視界は良好でかつ夜間も目視より明るく鮮明に見えるので今後は増えていくものと考えています。
早速買ってみた。(個人的に・・)

ネット通販で買いました。純正ミラーをデジタルミラーに付け替え、GPSとバックカメラを設置しリバースの信号を結線すること45分。ミラーの表示面をタッチするとメニューが現れ各種設定を行うことができます。またギアをリバースに変えるとモニタにガイドラインが現れます。実際に走ってみると「楽しく、よく見える」です。但し、通常の鏡面ミラーと同じように自分の方向に向けると後方の景色がモニタ面に反射するため液晶表示が鏡面の写り込みに負けてしまいます。(天井が写るような角度にすると反射しなくなり視界良好となります)、また鏡面ミラーは鏡面に虚像が写るものの、デジタルミラーの鏡面には実像が映し出されるため、目の動きが激しくなります。またレンズは広角のため鏡面ミラーより視界が広くなるのですが、半面物体が小さく見えることから距離感に慣れるまで時間がかかると思います。このような一長一短のデジタルミラーですが第一印象は「ここまで進化したか!」と感心するのでした。
何を今更・・。
ここまでは乗用車の話でしたが・・、バスや大型車を運転している方であれば「今頃何を言っているのか」と思うでしょう。バス業界では既にバックカメラとバックモニタの組み合わせは平成初期から普及しています。バックモニタにはメニューボタンがあり入力切替機能や表示モードの変更が出来ますし、ギアをリバースに入れた際のガイドライン表示はバス業界におけるデファクトスタンダード「事実上の標準機能」なのです。

今回ご紹介する写真はクラリオン製CJ-970A、日野の大型観光バス「セレガ」(型式:KL-RU1ESAJ)で使われていたモニタで、60名全員が乗車しても後方視界を遮られることのない優れモノ?です。こちらの商品には映像出力ユニット及びケーブルも付属します。
弊社在庫のバックモニタはこの数年で小型テレビのタイプから液晶テレビ型に移行しつつありますが、小型テレビ型も常時在庫を確保しています。当ブログ執筆現在バックモニタの在庫は19台、クラリオン、パナソニック共に在庫がございます。
バックモニタの調子が悪くなった際は弊社へお問い合わせください。
「あったらいいな」を形に・。